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2019/05/30

MS Office Update設定をCLIで(Mojave/Office 365)


MS Office 365のソフトウエアアップデート設定/CLIのメモ

ユーザ毎のアップデートポリシーは

~/Library/Preferences/com.microsoft.autoupdate2.plist

で設定値は

HowToCheck < Manual | AutomacicCheck | AutomacicDownload >

 

ChanelName External

 

ChanelName InsiderFast

で設定

ex.

$ defaults read ~/Library/Preferences/com.microsoft.autoupdate2.plist HowToCheck
Manual
$ defaults write ~/Library/Preferences/com.microsoft.autoupdate2.plist HowToCheck AutomaticDownload
$ defaults read ~/Library/Preferences/com.microsoft.autoupdate2.plist ChannelName
InsiderFast
$ defaults delete ~/Library/Preferences/com.microsoft.autoupdate2.plist ChannelName

ref.
-Deploy preferences for Office for Mac
<https://docs.microsoft.com/deployoffice/mac/deploy-preferences-for-office-for-mac>

2019/05/22

Macトラブル時のFirstAid

Macトラブル時のFirstAid説明のメモ
個別ケースで色々ありますが、とりあえずやってみて欲しいことです

-目次-

0.バックアップを取る
1.外部接続機器を外して、可能ならWi-Fi,Bluetoothもオフにする
2.Apple Diagnosticsを試す
3.First Aidを試す
4.NVRAMクリアー,SMCリセット,セーフモード起動で試す
5.新規ユーザを作成してそのユーザで試す
6.カーネルキャッシュ,キャッシュを再構築する
7.macOS復元でSSD/HDDを初期化/消去しクリーンインストールして試す
8.AppleStoreに修理に出す



0.バックアップを取る

まずはバックアップします
TimeMachineでもrsyncでもFinderコピーでも…これをしないと始まりません^^

1.外部接続機器を外して、可能ならWi-Fi,Bluetoothもオフにする

可能な限りすべての外部接続機器を外します
この後の作業でインターネット接続が必要になりますので、それが可能な場合に限りますが、Wi-FiもBluetoothもオフにします
(Wi-Fi:ネットワーク環境設定,Bluetooth:Bluetooth環境設定)

2.AppleDiagnosticsを試す

Apple Dianogtics( D + 起動 )を試します(古い機種はApple Hardware Test..下記参)
大まかなハードウェア問題が解ります
-Mac での Apple Diagnostics の使い方
https://support.apple.com/ja-jp/HT202731

3.FirstAidを試す

macOS復元起動して( Command + R + 起動 )、ディスクユーティリティ>対処ボリュームを選択>First Aidを試します(対象ボリューム選択を忘れずに..)
大まかなファイルシステム問題が修正できます

-macOS 復元について
https://support.apple.com/ja-jp/HT201314

-Mac で「ディスクユーティリティ」を使用してディスクを修復する
https://support.apple.com/ja-jp/guide/disk-utility/dskutl1040/mac

4.NVRAM(PRAM)リセット,SMCリセット,セーフモード起動で試す

これらは別々に行ってよいのですが、一気に行う事もできます
NVRAMのリセットとSMCのリセットは機種によってやり方が違うので下記を参考に実施してください
セーフモードはシフトキーを押しながら起動します

-Mac で NVRAM または PRAM をリセットする
https://support.apple.com/ja-jp/HT204063

-Mac の SMC (システム管理コントローラ) をリセットする方法
https://support.apple.com/ja-jp/HT201295

-セーフモードを使って Mac の問題を切り分ける
https://support.apple.com/ja-jp/HT201262

5.新規ユーザを作成してそのユーザで試す

新規ユーザを作成して、そのユーザで試します

-Mac で別のユーザアカウントを使って問題を検証する方法
https://support.apple.com/ja-jp/HT204443

6.カーネルキャッシュ,キャッシュを再構築する

アプリケーション>ユーティリティ>ターミナルを起動して以下を試してみてください
$ sudo kextcache -system-prelinked-kernel
$ sudo kextcache -system-caches
$ sudo update_dyld_shared_cache -force

7.macOS復元でSSD/HDDを初期化/消去しクリーンインストールして試す

macOS復元起動(Command + r + 起動)して、ディスクユーティリティでSSD/HDDを初期化/消去します(HighSierra以降はAPFSでフォーマットしてください)
その後、macOSを再インストールを選び、新規インストール/クリーンインストールします
この時、Time Machineバックアップから復元は選ばずに、新規インストールでまっさらなシステムを作るようにしてください(あとで復元できます)
新規インストール後トラブルが再発しないか試してください
再発しないようでしたらアプリケーション>ユーティリティ>移行アシスタントを使って、バックアップから復元します

-macOS 復元について
https://support.apple.com/ja-jp/HT201314

-macOS SierraのためのDisk Utility: 「ディスクユーティリティ」を使用してボリュームを消去する
https://support.apple.com/kb/PH22241?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP

-macOS 復元から macOS を再インストールする方法
https://support.apple.com/ja-jp/HT204904

-コンテンツを新しい Mac に移行する方法
https://support.apple.com/ja-jp/HT204350

 

8.Appleサポートに連絡する

電話、チャット、メール、対面のサポート修理を受けることができます
まだWeb等公になっていないサポート情報があることもありますので、下記を参考に連絡してください
そのまま修理依頼をすることもできます(特別な理由がある場合以外は Apple Store直営店 ,Apple 正規サービスプロバイダー での修理をオススメします)

-サポート 私たちがお手伝いさせていただきます。(Apple)
https://getsupport.apple.com

とりあえず,以上

2019/05/13

空き容量表示とTime Machineローカルスナップショット

APFSの空き容量表示のざっくり説明用のメモです
あくまで大まかな理解のためなので、例えばここでは...ボリューム間での空き容量共有等は省きます

-目次-
1.ボリュームの空き容量表示は2種類ある(パージ可能な領域を含めるか?否か?)
2.パージ可能な領域とはなにか?
3.ローカルスナップショットを削除する方法

1.ボリュームの空き容量表示は2種類ある(パージ可能な領域を含めるか?否か?)

macOSでボリューム空き容量を「みる方法」が幾つもあり、違う値を示すことがあります
まずは...

デスクトップ/アイコン下の表示、Finderでメニューから「情報を見るウインドウ*1」内の空き容量表示、Finderウインドウのステータスバー欄、このMacについてのストレージタブ欄の4つ.
これらは容量が圧迫してきたらシステムが自動的に削除する(と書かれている)「パージ可能な領域」を含めた(大きな)空き容量を表示しています

*1.Finderの「情報を見るウインドウ」は厄介で...空き領域 と 使用領域 の両方パージ可能な領域 を含めて表示しています...ここでは 空き領域容量 + 使用領域容量 が ボリューム全容量 とはならないのです(〜パージ可能領域が二重に数えられている)
つぎに...
ディスクユーティリティの表示、コマンドラインのdf(1)diskutil(8)の表示...の3つ.
これらは「パージ可能な領域」を含めずに(小さい)空き容量を表示しています

そのため、上の2つの図では空き容量が違って表示されています


2.パージ可能な領域とはなにか?

では「パージ可能な領域」とはなにか?ですが「このMacについて」の「その他」と「パージ可能」とは?によると、各アプリで設定してあれば、視聴済みのムービーとテレビ番組や、メールアプリの添付書類などが含まれるそうです
また、ここには書かれていませんが、Time Machineローカルスナップショットも含まれます*2(-Time Machineローカルスナップショットについて)
上の2つの図では70GB程度のTime Machchineローカルスナップショットと他に6.5GB…合計76.5GBちょっとのパージ可能領域がある場合の図になっています

*2 Mac の使用済み/利用可能ストレージ領域を表示する にかかれている内容と違って, アップルメニュー>このMacについて>ストレージ のシステム領域には Time Machineローカールスナップショットは含まれていません 



3.ローカルスナップショットを削除する方法

Time Machineローカルスナップショットがある場合も上記によると、Time Machineを自動作成をオフにすると数分で無くなるそうです(と書かれてある)
...ですがそうならない場合^^;は....ターミナルからコマンドを使って削除することができます

まずTime Machineローカルスナップショットがあるか?の確認はターミナルで
tmutil listlocalsnapshots /
と入力すると、ある場合は以下のようにそのリストが表示されます

$ tmutil listlocalsnapshots /
com.apple.TimeMachine.2019-05-12-140656
com.apple.TimeMachine.2019-05-12-145559
com.apple.TimeMachine.2019-05-12-160112
...


すべて削除して良ければ、例えば
tmutil listlocalsnapshotdates / |grep ^[0-9] |xargs -L 1 tmutil deletelocalsnapshots
と入力すると、以下のように削除されます

$ tmutil listlocalsnapshotdates / |grep ^[0-9] |xargs -L 1 tmutil deletelocalsnapshots
Deleted local snapshot '2019-05-12-140656'
Deleted local snapshot '2019-05-12-145559'
Deleted local snapshot '2019-05-12-160112'
...


また、今回想定対象ではなく、迂闊に紹介するのはちょっと怖いのですが...コマンドライン/ローカルスナップショットについては、もう少し詳しく書いたものもありますのでご参考までに...(at your own riskで!!)
以上.

パージ可能領域は計算に時間がかかることがある

表題のとおり、macOSでディスクユーティリティをみていると、パージ可能領域の計算には時間がかかることがあるようです
とか...
とか...
zfsとかAPFSとかマシンパワーを使う最近のファイルシステムはイロイロありそう^^;


パージ可能領域とTime Machineローカルスナップショット


APFSのパージ可能な領域とは、Time Machineローカルスナップショットだけでなく、アプリ側で設定されていれば、視聴済みのムービーとテレビ番組や、メールの添付書類も含まれるそうです
ref.
-「この Mac について」の「その他」と「パージ可能」とは?(Apple)

2019/05/03

TCCのリセット(mojave 10.14.4)


Mojaveでシェルスクリプトを使って環境設定をしようとすると、上のようなアクセス許可画面が出てくることがある(上はSystem Eventsを呼ぼうとした場合)
これはTCC(Transparency Consent and Control)というユーザ保護の仕組みで、図のようにセキュリティとプライバシー環境設定で設定されるものです

このデータは
  ~/Library/Application Support/com.apple.TCC/TCC.db
に保存されているので、sqlite3で直接編集するか?もしくは、
  $ tccutil reset service [bundle id]
で初期化できます
(面倒なら $ tccutil reset Allとかでも)

ref.
いちおうこの元になった環境設定の自動化シェルスクリプトですが、ソフトウエアアップデートポリシーとインストール部分についてはここにおいておきます

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